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2022.11.2
BDC SHOWCASE 2023 / 演出家インタビュー公開!!
BDC SHOWCASE 2023 開催決定!!
1986年より始まったブロードウェイダンスセンターによる”踊りの祭典”『BDC SHOWCASE』。
演出・振付の先生方、そして大勢のダンス仲間と一緒に舞台を一から創り上げて行きます。
「トレーニングをすれば成果は出る!」その確認ができる向上心溢れるダンス公演です。
普段は出会えないダンス仲間とも知り合うことができる、有意義なイベントです。
BDC SHOWCASE 2023 “Life is Just a Bowl of Cherries”
『人生はサクランボをたくさん盛った一杯のボウルのように良いことであふれている。だから笑って楽しんでいこう。』
Broadway Musical ”FOSSE”より
<演出>
ACT 1 堀川ちず
ACT 2 木原萌花
ACT 3 muttan (Pick-up Act)
<ACT 1 振付>
ESPA 神部なるみ 黒木トモ子 桑山賀津子 佐藤親教(振付のみ) 鉄川恵美 庭野章子 堀川ちず 山根祥子 ユキジ
<ACT 2 振付>
Tomo 板橋由起 木原萌花 白髭真二 中村遥佳 福井亜紀
<ACT 3 振付>
ChiChi muttan SARA&RiNo 櫛田祥光 西川卓 西林素子 福井亜紀&KAZUMI-BOY 本間智彩 山口智子
※ RiNoのジャンルはHEELとなります。
※西川卓は男女ペアのナンバーとなります。リハーサルは水曜午前〜19時もしくは金曜夕方以降を予定しています。
※演出プランにより振付師間の合作となる場合があることを予めご了承ください。
公演日:2023年 8月18日(金) ー 8月20日(日)※5公演を予定
(8月17日(木)劇場入り)
会場:渋谷区文化総合センター大和田 4階 さくらホール
(東京都渋谷区桜丘町23-21)
【出演条件】
<参加費・チケットノルマ・チケット料金>
参加費: 20,000円(税込) チケット料金:4,000円(税込)
チケットノルマ:
複数曲(2曲以上)出演の方 5枚×5公演 / 1曲のみ出演の方 4枚×5公演
※座席は全席指定となります。ノルマチケットの座席は抽選でのお渡しとなります。
・顔合わせ: 2月5日(日)に顔合わせを行います。パンフレットの写真撮影を行いますので、必ずご参加ください。
・リハーサル:2月初旬よりリハーサル開始予定です。
◆◆◆演出家インタビュー◆◆◆
【 ACT 1 演出:堀川ちず】
・今回のSHOWCASEの演出のオファーを聞いた時、どう思われましたか?
オファーを受けた日が一粒万倍日でした。一粒の籾が万倍にもなる日。
そして頼まれごとは試されごと、チャンスをいただいたことを真摯に受け止めてお引き受けしました!
・堀川先生のACTは今回はどのような演出になる予定ですか?
2人の女の子のいろんな心情や葛藤の物語にしようと思っています。まだ予定ですが(^_^)
・昨年と同様、オーディションの振付は事前にオンラインで配布される形となります。オーディションに参加をする皆さんのどのような部分を見たいですか?
オーディションって緊張しますよね、わかるー!観る方も皆、わかってるー!だってみんな通ってきた道だから。
ガッチガチで卒倒しそうな人とかいると
「わろてー!リラックスやでー!」
って、笑かしたくなります。
たくさん事前に練習して、当日は緊張も楽しめるようにオーディションに臨んでくれたら嬉しいです。
「私はこんなです!」と自己紹介するように伸び伸びと踊ってください。
・BDCのSHOWCASEってダンサーにとってどんなものだと思いますか?
それは出てからのお楽しみ!!人それぞれ違うと思うので。ただ無駄なことはひとつもないし、自分でオーディション受けると決めて進むことが、もう一つの経験だと思います。
小さくても丁寧に積み重ねれば、観たことのない自分だけの景色が見えるはずです。
・最後に、オーディションを受ける皆さまに一言お願いします!
え?オーディション受けるの?そっかー!それは楽しみだね。
ドキドキするけどわくわくもするよね。わくわくの方が多くなるように思いっきりやってね。
受けるって一歩踏み出したなら、あとは進むのみ!楽しみにしています。
【ACT 2 演出:木原萌花】
・今回、BDC SHOWCASEの初めての演出となりますがどのようなお気持ちですか。
振付師の皆さまのダンスに対する愛やこだわりに触れられること、また、何より舞台に立つダンサーの皆さん一人一人との出会いを想像すると、わくわくと興奮してきます!
ジャンルの違う経験豊かな先生方のナンバーを1つのACTにまとめ上げるという大役で緊張もしていますが、何より一緒に楽しみたいと思っています。
・今年のACTはどのような演出になる予定ですか?
「声」「言語」
私たちが毎日暮らしている中で、考えていること感じていることを話す・伝える、ということがACT2のテーマとなっています。それぞれのナンバー毎にいろいろな角度から、ダンスを通して「自分の想いを語る」ということを表現していきたいです。
ダンサーの皆さんには、舞台に立ち日常とは少し違う自分を生きながらも、普段から心の中にあるいろいろな思いを踊りにぶつけていただけたらと思います。
振付師の方々は、それぞれの想いを作品にします。
ダンサーの皆さんは、作品の中で個々の考え、感性を表し踊ります。
私も自分の感じ方で演出をします。
その様に幾つもの層で、2023年夏「今」集った人々がそれぞれの想いを語っている、現在進行形のACTを作りたいです!ぜひ力を貸してください!
・オーディションに参加する皆さんのどのような部分を見たいですか?
私は振付が正しくキッチリ踊れていることよりも、振付の中で一箇所でも二箇所でも皆さんの「こう踊りたい!」という意思や、120%力を解放している瞬間が見たいです。
また、自分1人に閉じこもらず、前で観ている人に向けて、一緒に踊る人と共に踊っている感覚を持っている人を見ると素敵だなと思います。
オーディションに安心して臨めるように、私のお勧めはひたすら音楽を何回も聴いて自分の中で歌える様にすることです^^
・BDCのSHOWCASEに出るとどのような経験が得られると思いますか?
沢山の人と共に作品を踊るという経験を通し、レッスンだけでは絶対に得られないものが得られます。「何のために」日々レッスンをし、上手になりたいのか。新しい発見が必ずあるはずです。
舞台に立つ、人に見られるということにはプレッシャーも付きまといます。その緊張を乗り越えた先に、知らなかった自分の一面や魅力を知ることもあると思います。
あとは、仲間が、必ずできます!
・最後に、オーディションを受ける皆さまに一言お願いします!
オーディションではみんな同じようにぴったり揃って上手!を目指さなくて良いと思っています。体から溢れるエネルギー、細やかさ丁寧さ・・・皆さまのいろいろな個性に触れられるのを楽しみにしております。
応募に悩んでいる方はぜひ振付師の皆さんに相談してみてください。挑戦をお待ちしています!
【ACT 3 演出:muttan】
・今回のショーケースACT3はピックアップアクトとなります。つまり専用のオーディションに合格した人たちで作るアクトになります。このアクトの演出オファーを受けたとき、どんなふうに思われましたか?
コロナ前、1つ前の2019年のショーケース(2020、2021年は開催せず)で演出をやらせていただいたので、正直まじか?!と思いました(笑)。
2022年のショーケースではACT3ピックアップアクトに振付で関わらせていただき、たくさんのことを感じました。2019年に演出した際は、ピックアップACTという制度が無かったので、今回はピックアップACTの演出ということ、自分の中でも新しい経験と挑戦になると思いお引き受けいたしました。
・演出内容やどのようなACTにしたいかなど教えてください。
初めてお話をいただいた時、BDCのプロデューサー側からレビューを作ってほしいという話があり、私の中で、ボブ・フォッシー作品の名場面で綴る『FOSSE』というミュージカルがパッと浮かびました。そして、改めてそのミュージカルを観ながら、浮かんだ振付師をぱぱっと書きました。
そして演出プランについて初打ち合わせの日、このミュージカルは最近BDCと関わりのあるチェット・ウォーカー氏が手がけたこと、そして現在彼の体調が優れないことを知りました。そして打ち合わせの日に、実は彼は息を引き取りました。
チェット氏は長年の夢であったあるミュージカルを創るために、人(カンパニー生)を育てていたと伺っています。また2019年に本間智彩先生と共に演出をしたBDC THEATER vol.1「borderline」を観て下さった時には「長年一緒にやってきたカンパニーのようだ」という言葉を氏からいただきました。
そのような不思議な巡り合わせを感じ、チェット・ウォーカー氏への追悼の意も込めて、「ザ・カンパニー」というタイトルにしようと思いました。
現時点(12/21)で、はっきりとした演出内容はまだ決めきれてはいませんが、BDCという歴史あるスタジオの特徴と今ある若い力、そして新しい力を生かしながら、ACT3をカンパニーとして興行できるレベルを目指していく、身体としても表現としても人としてもそういう志を持ち、切磋琢磨していくアクトにしたいと思っています。
※ちなみに『FOSSE』はあくまできっかけであり、演出内容に出てくることはありません。
・オーディションでは何を見たいですか?
基本的な技術はもちろん大切ですが、私はパッションや想いの強さも大切にしたいと思っています。その人から感じる何か、心動く何かがあるか。どれだけダンスと自分と本気で向き合っているか。本人も気づいていない新たな可能性はあるか。そこもみていきたいです。
そして、若い人だけでなく、ある程度踊り続けてきてなお、研鑽し続けている先輩方にも是非トライしていただきたいなと思っています。カンパニーとしては、様々な世代で良い影響を与えられる人が集うのが理想だなと思っています。かつて私が若い頃、そのような良い先輩の存在が精神的支柱になった事もあったので、お互いに良い影響を与えられる人の集まりであれば、老若男女、問いません。
・BDCのSHOWCASEに出演することでどのような経験が得られると思いますか?
最近は気軽に出られるイベントやナンバーも増えていてそれはそれで良いところもあると思いますが、このショーケースに関しては、ナンバー毎の作品が仕上がった後、ACT毎の通しリハーサル、そして全体リハーサルの時間がしっかり設けられています。
その全体リハーサルを通して、他の作品を観て、自分の出演する作品を客観的に見て、他の先生方の言葉やアドバイスを聞いて、自身が出演する作品への役割や理解が深まり、人や作品が変化していく場面を数多く見てきました。そういう経験は、長い時間をかけて行うショーケースから出演者が得られる最大の経験だと思います。
・最後に、オーディションを受ける皆さまに一言お願いします!
私1人では何も出来ません。
尊敬と信頼をする振付師の方々と共に、一緒にACT3を、1つ1つの作品を創り上げていただきたいです。
私も微力ではありますが、自分に出来ることを精一杯やり、関わって下さる方々一人一人と真摯に向き合って、生き生きとした時間にしたいと思っています。
もし迷っている気持ちがあれば、是非トライして下さい!!
心からお待ちしております!!
お問合せ BDC SHOWCASE製作委員会 E-MAIL info.shows81@gmail.com