INTERVIEW インタビューINTERVIEWインタビュー

広い視野と技術力を
持ち続ける

Jonathan (NAT) Huor

Class: CONTEMPORARY JAZZ

Tovaris  Wilson

NAT先生のダンススタイル、そしてクラスについて教えてください。

NAT先生のダンススタイル、そしてクラスについて教えてください。

僕はコンテンポラリーダンサーですが、ジャズもコンテも踊ります。大事にしていることは、歴史を繰り返すことはせず、歴史の中で積み重ねられてきたものを取って、次のレベル、次世代に送り出す、ということです。

僕は、誰かのコピーは絶対にせず、常に自分らしさを大事にしたいと思っています。クラスが終わって、生徒さんたちの顔が笑顔になっているところを見ると、それができているのではないかと僕の自信にも繋がります。

BDCでは数年にわたりクラスを受け持ってきていますが、最近は、自分の慣れ親しんだスタイルや踊りだけではなく、新しいことにチャレンジをしてくれる人が増えて来ている気がしています。それは、皆さんが勇気を持ってくれているということですし、講師である僕への信頼感が高まってきている証拠にも思えます。それが僕はとても嬉しいです。

BDCでは毎クラス、違うコンビネーション(振付)を行なっています。とにかくたくさんのムーブメントを皆さんに解放し、習得してもらっているつもりです。ただ、同じムーブメントを違う振付にいれこむなどして、そのムーブメントのクオリティを高める練習もしてもらえるようにしています。コンビネーションを覚えることに頭を取られるより、そのクオリティの追求の方が大切だと思うからです。だからどのクラスから始めていただいても大丈夫ですよ。

NAT先生の最近のご活動を教えてください。

NAT先生の最近のご活動を教えてください。

僕は元々バレエとコンテンポラリーをベースにトレーニングを受けて、そこからオペラのソリストを数年やりました。そのあと興味があったコマーシャルの世界に行こうと思い、テレビ&映像の世界で振付を行なうようになりました。そして一昨年ヨーロッパの振付賞をいただいてからは、ミュージカルの振付が多くなっています。今年はスイスやドイツを拠点に、ミュージカル6本の振付を行なっています。

有り難いことに世界中からお仕事をいただき、忙しくしているのですが、今でも旅先などでも出来る限りオープンクラスを受けるようにしています。主にコンテンポラリーのレッスンが多いですが、常に自分の感覚を研ぎすませておきたいので、色んな人のスタイルを練習するようにしているんです。

ミュージカルなど舞台の上で踊るダンサーに求められること、そしてコマーシャルなどの映像の中で踊るダンサーに求められることは、それぞれ何だと思いますか。

ミュージカルなど舞台の上で踊るダンサーに求められること、そしてコマーシャルなどの映像の中で踊るダンサーに求められることは、それぞれ何だと思いますか。

映像のためのダンサーには、当然ですが、カメラワークに合った動きができるかどうかが大事です。カリスマ性のようなものも求められると思います。映像の場合にはお客さんが目の前にいる訳ではないので、何千マイルも離れているお客さんを想像する力も必要ですし、その人に語りかけられるような踊りをできるかが大事になってきます。

一方、ミュージカルなどの舞台の上で踊るダンサーには、新しいアイディアやコンセプト、振付に、柔軟に、素早く対応する能力が必要になります。一つのことに集中しすぎて視野が狭まってしまう人もいるのですが、それでは舞台ではダメです。いつも新しいアイディアを生み出してミュージカルというのは創られて行きますので、それにその場で順応するための広い視野と技術力を持ち続けることがとても大事だと思います。

また舞台で踊るためには、毎日何公演も同じことを、同じクオリティで出し続けられるという精神力と持久力が必要です。一方、映像ではカメラが回っているその瞬間に肉体的にも精神的にも全力を出し切るという集中力がより必要とされるのではないでしょうか。

最後にBDCのダンサーに一言お願いします。

最後にBDCのダンサーに一言お願いします。

毎日クラスを受けに来てくださる生徒の皆さんに、心から感謝しています!本当に毎クラスとてもエネルギッシュなクラスなので、僕もレッスンがしやすいです。僕が英語で言っていることが全部伝えきれているのか、申し訳なく思うときもありますが、皆さんの踊りを見ると「分かってもらえてる!」と思えるんです。言葉の壁を超えて共感ができているんだと嬉しくなります。

とにかく、楽しむことを忘れないで欲しいです。クラスは毎日、毎時間がユニークな体験です。それを楽しみにレッスンに来て頂ければ、僕も嬉しいです。

Jonathan (NAT) HuorClass: CONTEMPORARY JAZZ

フランス・ニューヨーク・ロンドン・スイスの名門校で、奨学金を取得しダンスを学ぶ。現在は振付師として活動をする他、ダンサーとして、そして講師として世界各地、多方面で活躍中。
米国の人気ダンスTV番組「So you think you can dance」に出演する他、「Avenue Q」「Fame」「Wicked」「Miss Saigon」「Tarzan」「West Side Story」「H.A.I.R」「The Lion King」「Nutcracker」「We Will Rock You」「Jesus Christ Superstar」等、数多くのミュージカルにも出演。「Best of Musical Gala Tour」「FIFA World Congress」「DIESEL Fashion Show」等のイベントにも出演。
また講師として、世界中を飛び回り、これまでフランス、イタリア、ポルトガル、スウェーデン、ポーランド、シンガポール、クロアチア、オーストリア、マレーシア、ドイツ、スイスなどでマスタークラスを開講。繊細で美しくありながらダイナミックで力強い振付は各国で定評があり、ワークショップの依頼は後を絶たない。

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