INTERVIEW インタビューINTERVIEWインタビュー

とにかく色々なものをオープンマインドで
トライしてみること

Roberta Fontana

Class: MODERN JAZZ

Tovaris  Wilson

Roberta先生はどんな踊りをされてきたのですか?

Roberta先生はどんな踊りをされてきたのですか?

私は イタリアで、ものすごく小さな頃からバレエを踊っていました。バレエはすべてのダンスの基礎となるものだと信じています。ただ私はバレエもとても好きだったのですが、他のジャンルにも興味があり、いろいろ試す中でモダンとコンテンポラリーを踊るようになりました。
モダンとコンテンポラリーと言うジャンルの「フリーさ(自由さ)」に心を虜にされました。音の使い方、表現の仕方、エネルギーの放出の仕方、いろいろなことがとにかく自由で、それが私にとってはとても心地が良かったのです。

その後、舞台やテレビで沢山のお仕事をさせていただきました。自分自身が踊ったり、振付を提供したり。教えの仕事をするようになったのは、その後です。現場での経験を生かしたレッスンを行うことができるのは、私にとってとても大切なことです。

Roberta先生のクラスはどんな内容のものですか?

Roberta先生のクラスはどんな内容のものですか?

まずはウォーミングアップ。これは自分の体と対話をする大事な時間です。体を伸ばすだけではなく、今日の調子を自らに問いかけ、調整する。踊りを踊り始める前に、確実に行わなければならないルーティーンです。

そしてその次にクロスフロアをしながら、テクニカルのトレーニングをします。私の振付ではやはりテクニカル面を大事にしたいと思っているので、その基礎練習をクロスフロアで行います。

そして最後に振付。私は曲の「音楽性(Musicality)」をとても大事にしています。ビートだったり、リズムだったり、音を感じ取り、それをどう自分として表現して行くのか。それを大事にして欲しいです。ダンサーは一人一人みんな異なります。同じ振付を踊っても、その解釈や表現の仕方がみんな異なるし、そうあるべきだと思うのです。私はレッスンで、皆さんそれぞれが私の振付をどう噛み砕いて、自分の表現を加え、新しいものとして見せてくれるのかが、毎レッスンとても楽しみです。

BDCのダンサーへメッセージをお願いします。

BDCのダンサーへメッセージをお願いします。

ここのダンサーさんたちは、本当に覚えが早いですね。振付もすぐに覚えてくれるし、何かを注意するとすぐに直してくれる。とても素晴らしいと思います。
私が皆さんに伝えたいこととしては、とにかく色々なことにチャレンジをして欲しいと言うことです。例えばダンスのジャンルも、自分が好き・得意と思うことだけをやるのではなく、とにかく色々なものをオープンマインドで受講する。いっぱいやってみてから、本当に自分の進むべき道に絞る。それがその人にとっての強みになります。他のものにチャレンジをしないまま決め込んでしまうのはあまりお勧めできません。
それから毎日、本当に毎日踊ってトレーニングをしてください。できれば同じ先生のクラスで。皆さんが忙しいことはよく分かっています。でも一流のダンサーを目指すのであれば、毎日練習を継続しないといけません。だから頑張って!

Roberta FontanaClass: MODERN JAZZ

National Italian Balletにてバレエを始め、Ballet of Romeにて学ぶ。その後モダンダンスに移行、現在はヨーロッパを中心に、振付師・講師としてプロダンサーの指導に当たっている。イタリア、フランス、スペイン、イギリス、スイス、ドイツ、ポーランド、ロシア、ブラジル、そして米国など国際的に活動。ミュージカルやコンサート、イベントの振付に飛び回る一方、パリの著名ダンススタジオ「スタジオ・ハーモニック」では長年講師を勤めている。

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